腐っても山田
このくそ忙しいときに酒が切れた。山廃の純米吟醸と,同じく山廃の特別純米の3年もの。仕方なく月曜日に瓶詰せざるえなくなったんです。なるべく年末の忙しい時には瓶詰だけは避けたいと11月中に相当多く瓶詰して,仕事場が今の所めちゃめちゃ狭い目にあってるのに,全くノーマークの商品が切れた。うまくいかんもんです。
で,瓶詰準備をしている時に,横では蔵人が米洗いをはじめました。今年は最初から手洗いです。ストップウォッチ片手に杜氏を中心に取り掛かりです。私はちょっと手が空いたんで,これが良い機会とばかりにデジカメ走って事務所に取りに行って、米洗いの風景を撮影。しかし,ブログで写真のアップの仕方をまだ勉強していないです。またいつかといいながら結構写真がたまっている状態。そのうちそのうち。米洗いももうかなりの量をするようになってもう1時間では終わらないようになってきました。私は写真を撮るだけ撮ったらまた瓶詰準備に戻ります。それからは蔵を見ていなかったんですけど,長い米洗いが終わってから,蔵人みんなでごそごそやってます。仕事が終わる時間になってもやってるんで,何をしているんだろうと思っていってみると,もうにごり原酒の調合をしています。今年は今日もそうですけど,とても暖かく,発酵もかなり進んでいて,例年よりは早い調合の日。しかし、もろみを網で漉すのにかなり手間取っているらしく,長時間にわたる仕事でした。できたにごり原酒を飲んでみる。「!」今までと違います。とてもやわらかで上品なにごり原酒です。これからもっと甘味が出てくることでしょう。で、今までと違うところ。それは原料米が酒造好適米の山田錦ということです。去年まではずっと一般米でした。原料米が違うとこれだけ味が違うもんですね。今年の山田錦は見たところ,決して良いとはいえないです。でも,やはり山田錦ですね。早く瓶詰にかからないとですね。思ったよりにごり原酒は早く出せそう。初しぼり原酒は7日のNHKの撮影にあわせてしぼります。その日程にあわすのに杜氏は四苦ハ苦してますが,こっちも原料米は山田錦です。このにごり原酒飲んだらもっと楽しみになってくるね。
ではこの次に。
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