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January 14, 2006

うすにごり原酒にへこむ髭面

木槽(きぶね)2基使って一気に純米吟醸を2本しぼりました。

通常の仕事プラスこれですからけっこう忙しかったけど、幸い米洗いは機械洗米のみでしたので助かりましたね。

明日しぼるもんだとみんな思っていたんで、杜氏が9時30分頃急に「今日しぼろうか」って言いまして、それから慌てての準備。その時は1本だけだって思ってたんですが、1本目がしぼり終わる頃、2本目もしぼることを聞きまして、なんともしぼってばかりの日でしたね。


さて、今年になって初めてのしぼりなんで、年末しぼってから1ヶ月以上時間が過ぎてて、どうも久しぶりなんであまり感覚が掴めず、四苦ハ苦してまして・・・・・やってしまいまして・・・・・・うすにごりの原酒が登場・・・・・情けない。

思い返せばちょっと緊張感が足りなかったのか、仕事が雑でしたね。今日しぼった酒がうすにごりの純米吟醸で良かった。本当に良かった。

私でこうなんですから、隣で一緒にやっている髭面ときたら、それ以上ですね。袋を積み上げているうちにだんだん危なくなってきて・・・・・袋の空気が抜けなくなってきて・・・・ついには袋からもろみがどばって出てきまして、見事にうすにごりの酒になってしまいました。

1本目は見事に2人してもうクタクタになってましたかね。

午後からもう2本目に取りかかりまして、私は今度はかなり用心深く、慎重になってましたんで無難にこなしてたんですが、髭面はといいますと、見た目きれいに積み上げてたんですが、良く見るとどうも凸凹だなって思ってたら、案の定そこからまた「どばっ」てやってました。

髭面としてもかなり慎重になってたんですが、そんなになってしまいましたんで、かなりへこんだことでしょう。2本目全て終わってからひと言「今日3本目があったとしても、僕はやりません」だって。それからしばらく元気がなかったんですけど、すぐに立ち直ってましたね。

肝心の味はあまり切れないもろみだったんですが、以外ときれいな味の仕上がり。しぼったあとの粕の状態と粕の量を見てからでないと判断できないけど、今年の米もよく溶けてそう。

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