雪降ろし・蓋麹・木桶仕込み・TV取材
8日、9日と蔵仕事は比較的のんびりでした。
ただ、直前になって仕込み予定の変更があって、8日は米洗いなしとなったんで(ということはあとからの予定に組み込まれるわけですから、あとからの仕事が結構きつくなるわけですが・・・・・)、午後からは正直暇になって、蔵仕事よりも、雑誌からのアンケート(2月6日発売の全国誌です)書いてファックスの返送してみたり、杜氏の依頼ごとをまたファックスしたりと米をさわるより、ペンをさわる時間のほうが多かったみたいな午後でした。
急にこんなに暇になるから、何もすることを考えていなくて困りましたけど、思いついて、屋根に積もった雪を下ろしてました。こんなことやったの何年ぶりやろなって思いながら、雪の降る中をせっせとやってました。こっちのほうが酒造るよりもしんどいです(その時だけ)。
麹室の中では麹蓋での製麹もはじめました。
毎年の米の質によって、最初から麹蓋にする年もあれば、今年のように年明けから麹蓋にする年もあります。しかしながら麹蓋での手入れ(要するにかえし)をまだ髭面も働く農協青年もできないんで、杜氏と私の仕事になります。前は杜氏だけでしたんで、私はただ運ぶだけでしたけど、一昨年くらいからやっと私もやらせてもらえるようになりましたんで、2人体制です。
あと2人は運ぶ仕事をしてますんで、麹室の中は手入れ中は大人数です。前まではあまり考えられなかったことですけどね。
今日より木桶2回目の仕込みで、ついに木桶に仕込み始めました。
明後日で、仕込が終わりまして、それから約40日くらいで酒になる予定です。年々木の香りが少なくなっているようにも感じますが、不思議と木の香りって後からでも出てくるんですね。年末の新酒にしても今結構木の香りしてきましたし、去年の木桶仕込みの純米大吟醸も新酒の時はほとんど木の香り感じなかったんですが、今はやや強くなってきてようにも思えます。今年の酒もそんな感じになるのかなって思えてきました。髭面ががんばって毎日手入れしてたから、それが報われたらいいね。
そういえばというか、改めて書くの面倒ですからついでに書いちゃいますけど、地元テレビ局から取材を今日受けました。
恥ずかしながら完全に忘れてました。ですからひどい寝癖と無精ヒゲのままの撮影でした。去年の夏過ぎも同じ放送局の撮影が飛び込みできまして、そのときも見事に無精ヒゲ。なんとも変な姿ですが、これのほうが意外と私らしくて良いかと勝手にお思い直して、自分で自分を慰めているような・・・・・・・。
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