酸欠追水??
追水(おいみず)。
もろみの発酵管理でアルコール分が高い時とか、その他成分の濃度が濃い時なんかに水を入れて薄めてやり、酵母のストレスを和らげる等の目的で行うものです。
予定の水の量を桶とかではかってタンクに入れてやるんですけど、もろみ後期の追水は予定のもろみの量というものが見込みで決めておりますので正確にはかってやりますが、もろみ初期にには大体このくらいって感じでホースから直接入れていくこともあります。
(こんなことやってるのうちだけかもしれないけど・・・・・以外と長い経験からこのくらいってやってみたら大体あってるんですけど)。
そんな時についでのタンク側面についている泡を流してやり、タンクの側面をきれいにしてやることもあります。しかしながら、追水の時に泡を流してやるということは、泡汁の泡を流してやることにもなり、泡汁ができなくなるということ・・・・・・です。
しかしながら、泡を取るのが面倒になってきている今頃は大体流してるんですけどね。
もろみの発酵中は炭酸ガスが発生して開放タンクならこのガスはすぐに逃げていくんですが、密閉タンクの場合がこれがひと苦労。密閉タンクはタンクの口が小さいのでこれがタンク内部にたまります。ということは、酸素がほとんどないということ。
ですから密閉タンクの内部の泡を流してやることはかなり辛いこと。だって、全体をきれいに流してやるためには内部に頭を突っ込まなければよくわからないんだけど、酸欠・・・・。
少しの間息を止めて流している間にだんだんガスが眼にも染みてきて、目も開けてられなくなって、ついにはすごく息苦しくなってきて、ハアハアと大きく息をつくことに・・・・・だからそう簡単に流せるもんじゃない・・・・・・根性で流せるもんじゃない。
でいつも中途半端な仕事になってしまうもんで・・・・・・。でもやりすぎてタンクに転落してしまうと、死亡事故ですから。やはりこれは無理できないから・・・・。
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