目から鱗
湧かない。最後の1本が湧かない。最後の焦り。
ここで酵母を添加すれば簡単に湧きつくんだろうけど、そんなことはできないし、仕方なく杜氏に聞いてみる。
そこで聞いたことは本当に目から鱗。しばらく開いた口がふさがりません。そんなことだったんだーって。そんなこと今まで全然言ってくれなかったのに、今日初めて聞かせてもらいました。この言葉は忘れることのできない言葉になることでしょう。そして自分にとっての宝物になることになるでしょう。
こんなことを知っている同年代のこの仕事にかかわっている酒造りの面々のどれだけが知っているかっていうのはわからないけど、いても本当の小人数だろうなって。誇らしげに思えるかもしれません。そう思うと本当にいいことを聞いたねって感じです。杜氏にしてみれば別に何ともない話なんだろうけど。
本当に基本的なことです。基本を忠実にやっていれば杜氏のいうことができるんですけど、忙しくて別にいいかって少し手を抜いてしまうとこうなるんですね。
確かに前の山廃酒母の2本と比べて、今回はちょっとやるべき事をちょっとやってなかったかな?
それがてきめんに出て酵母の湧きが違ってきていたのかなーって・・・・。だから湧かなかったんだなあって思えば納得できますね。とほほです。
湧かすまではまだもうちょっと時間がかかりそう。これで予定よりかなり遅れて湧いてきそう・・・・?ちょっとへこみます。
杜氏に「湧かすってほんとに難しいですね」と言うと
「難しいからだれもやらんのやわ」だって
そりゃそうやね。
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