検温??
毎朝、酒母やもろみの温度を計ります。もう毎年やってることなんですが、今年はちょっとやり方が自然と変わってるような。
また、初期の頃に杜氏に言われたことがようやくわかってきたというか、こうしないといけないと言ったことがようやくわかったというか・・・・・・・。
毎日検温するんですが、ただ1ヶ所だけ温度を計ればいいってもんじゃない。やはりタンクの真ん中や外側はやはり違うし、タンクが置かれている場所によってもやっぱり違います。
だから、数カ所計った平均値で今年はやってます。だから自然検温に時間がかかって、朝仕事が終わるのが一番遅いのは私。毎日単純な足し算と割り算を毎日やってますけど、どうも普段暗算なんかほとんどしてなかったもんだから、なんとも最初は時間がかかって、ホント不自由しておりまして・・・。
ようやくここ最近慣れてきまして少しは計算速くなったかな?しかし、桁が増えたらまだメモの裏側で筆算してます。まだまだ悩年齢はおじいさんみたい・・・・。
しかし、今年は朝仕事だけの検温ではなくて仕事が終わる前に検温。
そして気になるもろみや酒母はまだ1~2回適当な時間に検温してます。特に山廃酒母の中期には温度をある程度のラインで保持して、亜硝酸反応を消していかないといけないんです。
それって杜氏に随分と前に夕方になったら酒母の温度計っとけって言われた理由がようやく理解できたんですね。前は朝1回の検温のあとの暖気や行火での昇温作業のあと、朝まで何もしなかったんです。
今考えるとこれでは山廃酒母湧かそうと思っても湧くわけないです。こんな基本中の基本がわからなかったのがなんとも恥ずかしい限り・・。
まめにもろみや酒母の面倒を見てやらないといけないって本当に基本でした・・・・。
なんとも15年も酒造りをやってる人間のいうことではありませんね。
The comments to this entry are closed.
Comments