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March 17, 2006

こんなトラブル初めて

 午前6時30分  速醸の純米吟醸のしぼり準備始まる。
            (髭面・働く農協青年)

 午前6時30分  もろみの櫂入れ(私・杜氏)

 午前6時40分  もろみの分析用サンプル取り(私)

 午前6時40分  木槽の支度(杜氏)

 午前7時00分  朝仕事終わり

 午前8時05分  しぼり開始
            (杜氏・髭面・・木槽袋詰め。 
            働く農協青年・・タンクの櫂入れ)

 午前8時00分  分析用サンプル取り(私)

 午前8時20分  もろみの検温(私)

 午前8時40分  もろみ一般分析準備(私)

 午前8時45分  もろみ分析開始(嫁さん)


    ここからトラブルが始まります。


 午前8時45分  杜氏が袋詰めを働く農協青年と交代
            (働く農協青年2回目の木槽)

 午前8時45分  櫂入れを働く農協青年と交代(私)

 午前8時45分  検査室へ(杜氏・・今日の仕事の決定)

 午前8時50分  木槽2回目の働く農協青年の
            様子を見に行く(私)

 午前8時51分  木槽であわててる2人(髭面・働く農協青年)

 午前8時51分  トラブル発生
            木槽の上のもろみの袋への注ぎ口(込み口)の
            部品が折れ、もろみが止まらなくなっている。

 午前8時51分  袋からあふれるもろみ
            (慌ててる髭面・
            どうしたらいいか途方にくれる働く農協青年)

 午前8時51分  もろみを送るポンプへ猛ダッシュ(私)

 午前8時52分  もろみポンプを停めて、
            タンクの出し口を閉める(私)

 午前8時53分  木槽ではまだもろみがちょろちょろ漏れている
            (私・髭面・働く農協青年)

 午前8時54分  もろみようやくとまる。

 午前8時54分  たれ口はもうもろみで真っ白、にごり酒のよう。

 午前8時54分  さてこれからどうするか・・・・ 
            (私・髭面・働く農協青年)

 午前8時55分  偶然杜氏登場(しぼりの状態を見るため)

 午前8時56分  たれ口のにごった酒をポンプで送り、
            再度袋に詰め直す
            (杜氏・私・髭面・働く農協青年)

 午前9時15分  たれ口のにごった酒を全部袋に詰めたけど、
            まだかなりにごった酒がたれてくる。

 午前9時15分  たれ口に酒がたまるのを待つ・・・
            まだにごってる・・・・。

 午前9時25分  再度たれ口の酒を袋に詰める
            (杜氏・私・髭面・働く農協青年)

 午前9時35分  まだにごってる。また仕方なく待つ
            (杜氏・私・髭面・働く農協青年)

 午前9時45分  ようやくにごりが薄くなってきた。

 午前9時45分  最後にまたたれ口を袋に詰める
            (杜氏・私・髭面・働く農協青年)

 午前9時55分  もろみポンプの圧力を弱めにいく(私)

 午前9時55分  込み口をなんとか使えないかいじる
            (杜氏・髭面)

 午前9時55分  なんとか使えそうとわかる(杜氏)


結局、込み口の折れた部品は、ストッパーの役目をしているところで、そこが折れたため止まらなくなったんで、折れたところまで戻してやったら簡単に止まった。ということは急にもろみが止まらなくなったんで、焦ってしまいどんどん止まるのと逆方向に回していた結果だった。経験の浅い2人だから仕方ないか・・・・。


 午前10時00分 しぼり再開
            (私・髭面・・木槽。
            働く農協青年・・タンクの櫂入れ・・・・
            私と働く農協青年は交代する・・・仕方ない)

 午前10時30分 それからはポンプの圧力が弱かったために
            時間がかかったがなんとか終了。
            なんとも、折れた部品は長さ1cm、
            幅5mmくらいの本当に小さな部品。
            結局それからしぼろうとしていた
            もうひとつの速醸純米大吟醸のしぼりは
            延期となる。

 午前10時45分 絶対に今日中に直せという杜氏の厳命のもと、
            近くの懇意にしている鉄工所へ壊れた部品を
            持って突っ走る(私)

 午前10時50分 鉄工所にて何とかなりそうとの返事。
            よかった・・・・(私)
            午後からは普通の仕事。
            しかし、木槽がみんな気になる。

 午後5時25分  鉄工所で修理した部品を受け取る(私)

 午後5時30分  杜氏に部品を渡す。
            しかし、もう宴会モード。
            なんか悔しい・・・・(私)

とにかく、こんなトラブルは杜氏もうちに来て初めてのこと、だから私たちが初めてじゃないわけがない。いつもの倍以上疲れた1日でした。

これでしぼった酒がまずかったら翌日は再起不能になってたろうね。でもよかった、もろみ日数長いやつだったから、うまかった・・・・・・。

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