あと2本。そして酒母四段
あと2本です。最後の山廃酒母を分けまして、最後の山廃酒母は酒母室から仕込蔵に移りました。明日添仕込です。
また、今日の踊を親桶に移して、明日は添仕込と仲仕込を一気に仕込む、いわゆる「添仲」ですね。
で、明後日は踊と留仕込。明々後日は仲仕込のみ。そしてその次の日は留仕込のみ。
これが最後のもろみですので、この日が晴れて「甑倒し」です。
3月6日。甑倒しです。
嬉しいね。やっと最後のもろみにとりかかりました。あと2本のもろみを仕込めば今シーズンの仕込も全て終了です。本当にホッとします。まだもろみはいっぱいありますんで、まだまだ皆造は先の話ですが、これで大きなひとくぎりですね。
しかしながら、酒母室は空っぽじゃありません。まだタンクの半分山廃酒母が残ってるんです。これって、もう仕込には使わないんです。
先の2本の山廃酒母はもろみ2本分の量を仕込むんですが、この酒母は本当は1本分でよかったんですが、仕込量が小さいと温度管理が難しいんで、あえて2本分の量を仕込んだわけですが、残った半分のできあがった山廃酒母はどうなるかといいますと、「酒母四段」に使います。
私も母四段の経験はありません。初めての経験で興味津々です。普段なら、酵素剤で甘酒を造っての「酵素四段」をしていたんですが、今回よりコクの出る酒となる酒母四段を結果的にすることになります。
今までの酒より、より深い味わいの酒になることでしょう。しかし経験がないために実際にはどんな酒になるか全くわかりません。楽しみです。
でも今の時代面倒くさい酒母四段ってやっているところってどのくらいあるのかな?好奇心も・・・・・。
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