来季の蔵人を募集します。一緒に「不老泉」を造ってみませんか。
期間 令和元年10月下旬より令和2年4月上旬まで
(期間については相談に応じます)
給与 規定はありますが、応相談
募集人員 若干名(経験者優遇しますが、経験のない方でも日本酒が好き、是非酒造りをやってみたい
という方も歓迎します)
決定次第募集は終了します。
不老泉は 山廃仕込と木槽天秤しぼりの蔵として、今でも伝統の造りを続けています。
最近では珍しくなくなってきましたが、不老泉は前山根杜氏が着任後すぐに「酵母を添加するのは本当の山廃じゃない」という信念のもと
平成3酒造年度から酵母を添加しない本格的な山廃仕込を続けております。
平成3年ごろは「淡麗辛口」が主流で、飲みやすいお酒が旨い酒と言われておりましたが、不老泉はそんな時代でも濃醇旨口の
日本酒を造り続けました。その当時は濃醇な酒は酸っぱい酒、濃すぎる、飲みにくい酒として大変売りにくい経験もしました。
でもそんな時でも本当にゆっくりではありましたが、一部日本酒マニアの間で徐々に広がり始め、10年以上の時間をかけて
逃げないお客様のネットワークが広がっていき、20年を過ぎてようやく認められたと実感し、時代がようやくついてきたと今に至ります。
それまで色々なことを言われましたが、それでも濃醇なお酒を造り続け今の地位を築きあげてきました。
現横坂杜氏の現在でも酵母を添加しない山廃仕込を続けており、普通酒も山廃仕込で行うなど全生産量の70%前後を山廃仕込で
造るまでになりました。
速醸には、山廃では出せない良さがあります。山廃にはない良さを持つ濃醇なお酒を造っております。
これからは、速醸の酵母におきましても、山廃の醪から分離した不老泉だけの酵母でやりたいと、数年前から試験醸造をし
昨年から実用化を始めております。これからも徐々に不老泉だけの酵母を広げていき、将来的には速醸も山廃も不老泉だけの
蔵付天然酵母だけでの酒を造るのが大きな目標になりました。長い時間がかかるかもしれませんが実現していきたいと考えています。
これからもこの方針を自分の一生の信念として、ぶれずに続けてまいります。
まだまだ設備的にも、人員的にも、そして技術的にもまだまだ完全な蔵ではありません。しかし、蔵元、杜氏、蔵人みんな一緒に同じ方向
を向き、これからも成長していきたいと思います。
そんな考えの蔵でありますが、その考えを共有してくれる、やる気のある方を探しています。
ご連絡をお待ちしております。
furo-sen@ex.bw.dream.jp
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